（ニ）北海道里親連合会発足以降（昭和三三年〜四六年）昭和三三年一〇月一四日に北海道里親（職親）会（以下道里連と表現）が発足し、機関誌「さとおや」−創刊号「里親会報」、七・八合併号「さとおや会報」、九号から現誌名1によって各地区の里親会の情況が明確になってきた。

札幌市里親会は、札幌地区里親会−石狩・後志二支庁、千歳・小樽・江別の各市、中央児相−に属し、札幌市支部里親会となっていた。その後、昭和三九年に「札幌市里親会」として昭和四〇年に会の名称を「ぽぷら会」と決め「里親会報」−一号〜四号、大槻氏自費発行−を発行して独自の活動を始める。活動資金の確保のために賛助会員制度を設けて協力の依頼を計っていく。昭和四一年に道里連より独立して正式に「札幌市里親会」として活動することの承認を受ける。しかし行政的には、中央児相の指導下にあるため、日帰りリクリエーションや昭和三九年から始まった里親激励のつどい−当時の北海道知事町村金五氏の英断で各地区里親会で実施するよう予算措置が計られた−は札幌地区里親会として参加していた。

昭和三八年八月、高松宮妃ご臨席のもとに第一〇回全国里親大会が札幌市（北大ク

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